2013年10月4日金曜日

メイドちゃんのスペース

今日のヴァサンタちゃん。
「マダム、トイレに行きたいのですがいいですか」
そんな、聞くまでもないでしょ、、と思いつつ、どうぞ、と言うと、
外へ行こうとする。「家の使って!」というと、いいんですか、と逆に驚いた様子。

外&テラスにつながるメイド・ドライバー用の休憩室とトイレがあったのを思い出した。
長時間はたらくメイドさん、中には泊まり込みの人もいるので、
外国人向けの家には必ずついている。メイドさん用のキッチンがついているところも多い。
料理をしてもらう場合、家の中のキッチンではなく、裏のキッチンで用意してもらう。
特にスパイスをたくさん使うインド料理の場合は家中ににおいがまわらないからいい。
その理由で屋上や外にもう一つのキッチンがあるインド人家庭も多いそうだ。

次のお願い。「マダム、お砂糖をスプーン1杯もらえませんか」
いいけど何に使うの?と聞くと、バックからタッパーを出して、
「お腹がすいたので少し休憩させてください」とのこと。
彼女は毎朝5時半に起きて、6時には家を出て仕事をしているので、
お腹も空いて当たり前。今日も時間より早く来てくれているし、どうぞ。
何を食べるか聞かなかったけれど、タッパーに砂糖と水を入れて暫く手でこねこねして、
キッチンの床に座って食べていた。これは多分おやつ?
テーブルもイスも使っていいのに・・・私が申し訳なく感じてしまう。
そういっても、彼女は遠慮して使ってくれない。
そういえば面接に来た時も、座って!とお願いするまで座ってくれなかったな。

他の人にきいたら、皆メイドさんは自分が使うスペースを家主のものと完全に
分けているそうだ。共有しているのはごく一部。
そのほうが気を使わず落ち着くのかもしれない。
日本からの荷物が届いたら、ヴァサンタちゃん用の部屋にテーブルとイスを入れて、
綺麗にしてあげようっと。

今日も私がお茶を片手にテレビ見ながらソファーでゴロゴロしている間、
彼女はテキパキ掃除をして、頼んでもいない洗濯干しと乾いた洋服をたたむのを
やってくれていた。
家での仕事が終わった後は、朝いた家に戻って昼ご飯を作ってから帰るそうだ。
日に日にぐうたら生活になっていく妊婦の自分、ダメ人間に思えてきた・・・。
家に他人が数時間もいるなんてゆっくりできないからいらないかも、
と最初は思っていたけど、逆に寂しくないし、何より助かる。
彼女に来てもらうようになってほんとによかった。

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