2013年11月18日月曜日

フレーム屋さん

あいかわらず殺風景な家の中、なにもない白い壁をうめるべく、
まだ印刷もしていなかった結婚式やハネムーンの写真をA4版で現像した。
フレームを市内にあるホームデコ&インテリアのお店に買いに行ったら、
おしゃれなインポートものばかりで、すべて500Rs以上する!
飾りたい写真は10枚以上あるのに、こんなに出してられるか〜と思って、
私のイエローページであるドライバーに相談。
すると、自分の家の近くにフレームの専門店があって安く作ってくれるから行こう、
と言ってすぐに連れて行ってくれた。

これがそのお店。
外国人が絶対行かなそうなローカルな細い道にある、小さな店内。
職人のおにいさん2人が店頭でてきぱきと働いている。
私のドライバーが写真を出し、これのフレームを作ってくれ、とオーダー。
私は数あるフレームの中から、気に入ったものをセレクト。


その場ですぐにフレームの製作に取りかかってくれて、
ドライバーと私は彼らの仕事をしばし監督。
翌日には、すべての写真に素敵なフレームが出来上がっていた!
しかも1つ200Rsと格安。(といっても、インド人にとってはけっこう高いと思う)
インドでもこんなサービスができるんだ、と感激。

インド人は、とにかく写真や宗教の額縁を飾るのが好き。
店にいる間も、たくさんの人がガネーシャやラクシュミの写真を持ってきて、
この額を作ってくれとオーダーしていた。
フレーム屋、インドではなかなか儲かる仕事だ。

2013年11月12日火曜日

Pondicherry旅行

11月の第1週は、DIWALI(ディワリ)というインドのお正月で夫も会社が休み。
赤ちゃんが産まれる前の最後の旅行ということで、ポンディシェリに4泊5日で行ってきた。
飛行機2時間でスリランカやモルディブに行きたかったけど、
残念ながらもう飛行機に乗れない時期なので断念。
バンガロールからポンディシェリまでは、車で6時間ときいていた。
距離は300キロちょっとだけど、道路状況が悪いのでこれだけかかってしまう。
でも実際、昼の12時に家を出て、ほぼノンストップで運転してもらい、
(ドライバーさんに一緒に来てもらった)
市内のホテルに着いたのは21時ちょっと前。
途中、タミルナドゥのクラッカーやさんが並ぶところで渋滞にあい、
その後も途中のいくつもの村でディワリの買い物をする人の混雑のせいで足止めをくらったり、
色々な障害のせいでこんなにかかってしまった。
途中休憩できるようなサービスエリアもないし、半分も行かないうちにぐったりで、
(途中見つけたのはKFC、Mac、カフェ数件だけ)
現地に着く前に帰りたくてしょうがなかった。
飛行機2時間のほうがずっと楽・・・。
インドでの長距離車の旅はこれで最後にする。


ポンディシェリは、元フランスの植民地。
17世紀から18世紀にかけてフランス領インドの首府で、その後も非軍事的な植民地として、
英領インドのなかでフランス領として存続したところ。
なので、市内の旧市街地はまるでフランス!道の名前もフランス語。






・・・いい話を色々聞いて期待して行ったけど、やはりインド、ごみは落ちてるし、
牛もいたるところにごろごろ。
ここのインド人はフランス語も話せる、と聞いていたが、
フランス語を話すインド人はひとりも見なかった。

でも、海沿いなだけあって、シーフードが豊富で安い!
そしてフレンチレストランやベーカリーがいっぱい!
バンガロールでは美味しいシーフードがあまりなく、値段も高いので、
滞在中はとにかくシーフードを食べまくった。
ロブスターのグリル、ブイヤベース、よくわからないけど巨大なお魚の丸焼き。
デザートも本場に負けない本格的な味で満足。



ホテルでの朝食はもちろんクロワッサンやパンオショコラ。


でもテーブルマットはインド。

本当は市内観光をしっかりする予定だったが、
長時間車の旅のせいか、夫も私も具合があまりよくなく、
おまけに私は毎日足がつって痛みがあり、毎日リゾートホテルやスパに行き、
レストラン&マッサージ&エステでのんびり過ごした。
私はフルボディマッサージをうけられないので、
毎回頭&肩、足のアーユルヴェーダマッサージをオーダー。
アロマオイルの香りがここちよくて、毎回眠りに落ちてしまった。
ただ、頭のマッサージの際もオイルをたっぷりかけてマッサージされて、
そのまま帰されるので、髪の毛はインド人女性のようにつやつや、、、
というか、ギトギト。
普通に1回シャンプーしただけでは、なかなかオイルがとれず、
結局毎日オイリーな頭で過ごした。でもおかげでかなり美髪になった気がする。

4日目はMahabalipuramというUNESCOの世界遺産に登録されている遺跡を訪問。
石に彫刻が施された寺院が村中に点在。
インド人の子どものポピュラーな遠足スポットでもあるらしい。
規模はあまり大きくないけれども、象や猿、牛などの彫刻がとてもインド的で、
なかなか見応えがあった。





最後の夜は、Radisson Bluの浜辺レストランThe Wharfで結婚1周年記念お祝いディナー。
テンダーロインステーキ&リゾットのメインは、1900Rs。。。
Raddisonだからって、ぼったくり!と思いながらも、注文してしまった。
でもここのレストランのサービスや気配りはすばらしくて、
ステーキの味付けやソースは自由にオーダーでき、
付け合わせも言えば何でもやってくれる。
そして、あまり待たせることもなく、思い通りのものが出てくる。
シェアするプレートは、あらかじめ2皿に分けて持ってきてくれる。
インドでこのレベルは、かなり珍しい。お値段の価値あり。



毎日色々文句をいいつつも、行く先々ではかなり贅沢でいい時間を過ごすことができた。
こんなゆったりな時間を過ごせるのは、赤ちゃんが産まれてからはしばらくないだろう。

バンガロールに帰るルートは半分高速道路を利用でき、6時間で帰ることができた。
バンガロールに入ると、道路はすごい混雑で、ガタガタで、牛やゴミもいっぱいな
景色が戻ってきたけど、「ホームタウンに帰ってきた」という安心感で幸せになった。
しばらくは出ないぞーーー。