2013年9月30日月曜日

厳しいセキュリティ

今日も朝からメイドのヴァサンタちゃんが来て家中ピカピカにしてくれて、
家がフローラルな香りでとても気持ちがいい。
帰りがけ、前回と今回、2日分の給料300Rsを手渡ししたところ、
「給料明細書をもらえませんか?」と言う。
「夫に作成・印刷をお願いしていたけど今日は間に合わなかったので水曜日でいい?」
と聞くと「手書きでいいので、宛名、金額、日付、サインを入れて今作って下さい」。
個人契約なのになぜ?と疑問に思ったが、理由を聞くと、
メイドさんはレジデンスのゲートで行き帰りセキュリティによる私物チェックがあり、
所持金までチェックされるので、給料や物をもらったら必ずそれを証明するものが必要とのこと。
なるほど〜。でも確かにこういうしっかりしたチェックがあるから、
私たち住民も他人であるメイドさんにも安心して鍵を預けられるし、
プライベートな空間に入って掃除をしてもらえる。

色々な物事において適当なインドだけれど、
そういえばセキュリティはしっかりしすぎるほどしていると思う。
モールやスーパーでは必ずバッグの中を見せて、空港みたいなボディチェックゲートがあり、
大きな荷物は預けなければいけない。
買い物した後は、出口(たいていレジのすぐそば)でレシートを見せて、
スタンプをもらわないといけない。かなり無駄な作業だと思う。。

私たちのレジデンスでは、DHLや何かの届け物、作業の人がくる時は、
必ずセキュリティが1〜2人ついて来る。
日曜日の場合は、ゲートからこういう人が来ているが入れて連れて行っていいか、
いちいち電話が来る。
平日日中は一人の時間がほとんどだから安心だけれど、ちょっとうざい。

家には、最新のオートメーションシステムがついていて、
この画面(家に3カ所設置&リモコン)だけで、家中の窓、ドアの開閉を確認でき、
外の様子も見れて、万が一何かあったときは「パニックボタン」で大音量を発生させ、
管理室に通報できる。(そもそもセキュリティは24時間、家4軒ごとに1人立っている。)
さらにタッチセンサーでドアを開閉したり、家中の電灯もすべて管理できる優れもの。


家のすべての階のマップがあって、
画面タッチでライトを消灯できる。


ドアや窓が空いていると、ブルー。しまっているとグリーン。

なのだけど、インドではよく停電があるために肝心の時に使えなかったり、
突然ビープ音が発生したり、動かなくなり、オフィスから人を呼ばないといけないこともしばしば。そして呼んでもすぐ来ない or 放っておかれる。
そんなことなら、アナログなほうがずっといいんだけど。
こんな中途半端なところ、Incredible INDIA。

2013年9月29日日曜日

メイドちゃんがやってきた/マダムの午後

今日からついに我家にもメイドちゃんが!
今朝7:30、ピンポーン。
ドライバーが来たかなと思いドアをあけたら、先日面接をしたメイドちゃん候補。
こんな朝早くに何!?と思ったが、
「連絡を待っていたけど来ないので寄ってみました。もしまだ決まっていなければぜひ雇って下さい」
という彼女。
家の掃除も大変で私ひとりでやりきれず、
とりあえず12月までパートタイムで誰かに頼もうよ〜と相談しているところだった。
まじめそうな感じだし、前に働いていた家庭からの推薦状を3通を持ってきていたので、
多分ちゃんとやってくれそう。
給料は2時間で150Rs(250円くらい、平均価格)でどう?週3で来れる?
と聞いたら、OKというので、
「じゃあ今日10時から12時に来て!」とお願い。

彼女はおそらく私と同じくらいの年齢で、6ヶ月の赤ちゃんがいる。
母親に赤ちゃんを預けて週に3回7時〜10時の3時間だけ、近所のヴィラで働いている。
そこでは1日に600Rs&交通費ももらっていてかなり優遇されているけど、
赤ちゃんには意外とお金がかかるし、同じ日に2時間エクストラで働けるのは彼女に
とってはラッキーなこと。こちらも都合の良い日時と条件でWIN-WIN。

彼女はちゃんと時間通りに出勤。
とりあえず2時間で床全部のほうきがけとモップがけ、トイレ4カ所、バス、
シャワールーム、キッチンのお掃除をお願い、と言って掃除道具を渡すと、
「イエス、マダム!」と言ってさっさととりかかった。
かわいいパンジャービドレスのファッションで、エプロンもなにもせず、
汚れないかなぁと私が心配。

私はうろうろしていても邪魔なので、彼女が見えるところでこっそりチェック。
皆には「最初厳しくしておかないと後が大変」と言われていたので、
後から指摘するところを探していたけど、それが、ない。
テキパキ、慣れた手つきで、すみずみきれーーいに掃除してくれて、
床はピカピカ、トイレやキッチンもかなり清潔に!
キッチンは頼んでもいないコンロの中、トースターやオーブンの中まで洗ってくれたし、
部屋は棚の上やドアまでふいてくれていた。完璧!!

インドでメイドの仕事は低いランクだけれど、
外国人駐在員の家で長い間仕事をしていた彼女たちは、実はかなりのプロフェッショナル。
掃除だけでなく、アイロンがけ、料理、子どもの世話までしている人がほとんど。
料理もインド料理だけでなく、欧米の料理を覚えて作っている。
うちのメイドちゃんはまだメイドの仕事を初めて3年目ということだけど、
今日みたところ結構有能!期待大。
いずれはフルタイムで仕事をしたいとのことだったので、
12月末赤ちゃんが産まれる頃からはナニー役もかねてうちで働いてくれるといいな。

* * *

午後は、日本人マダムの会。
これから2ヶ月は、11月末に開催される、OWC(Overseas Women's Club)の
クリスマスバザールで販売するクリスマスグッズ、日本グッズの制作や、
バンガロール大学での日本語弁論大会で披露する日本の歌の練習。
私も布製品を作るチームで、販売用のグッズをたくさん作る予定!
ツリーのオーナメントや飾り、巾着やエプロン、コースターなど実用的なものが
毎年売れ筋とのことなので、私もオリジナルで素敵なものを何か作りたいな・・・。

こういう作業は1〜2時間で、皆の楽しみはその後のティータイム。
毎回誰かが作ってきてくれたスイーツを食べながら歓談。
今日はカステラと水ようかんとラズベリータルト。
同じインド食材で作っているのに、日本人が作るお菓子は何でこんなに美味しいんだろう、と感動。
マダムたちは中でも一番いいオーガニック食材(卵、砂糖、小麦粉)を使っているので、
それも大きな理由だけど、やはり仕上げが丁寧で繊細。
インドのシロップたっぷり含んだ重たいスポンジをチョコレートで固めたものとは、
別物だわ。
私もマダム会に手作り美味しいお菓子を作っていけるような環境を早く整えたい。
まずは日本からのコンテナが届かないと。
そして皆のオーガニック食材の調達先を聞いて、材料を揃えるところからスタートかな。

2013年9月28日土曜日

祭@Chancery hotel

昨日の夜、夫の同僚(フランス人)に誘われて、バンガロールに来て初めて日本料理店に行った。
中心にあるChancery hotelの中にある「祭」というレストラン、まだ3月にできたばかり。
ここはTOYOTAが出資しているホテルで、現在日本人向けに部屋を改装中だとか。
和朝食あり、大浴場あり、日本人によるマッサージやカラオケも近日オープン予定。
バンガロールに進出する日本企業はどんどん増えてきているから、
出張者のためのこういうホテル、レストランもこれから増えてきそう。
特に「インド」というと皆不安に思うことが多いから、
日本人レセプショニストがいて、和食が食べれるホテルというと、
隣に★が多いホテルがあっても迷わずこちらを選ぶと思う。

レストランは、典型的な「外国にある日本食レストラン」で、
木調の店内、紅葉や竹のモチーフ。音楽はちょっと古い日本のポップス。

ちょっと感動したのが、ビニール袋に入った紙おしぼり!しかもインド製!
インドのレストランでこれが出てくるなんて、むしろ存在するなんて思っていなかった。
(インド人が行くローカルな食堂、手を洗う水道が入り口にあるのを発見したが、
どうやら食事の前には誰も手を洗わず、手で食べて、帰りに洗うようだった。)

1ヶ月ぶりの和食。メニューを見るとすべて魅力的でまよったが、
スペシャルメニューの中にラーメンの文字を見て、迷わず注文。
夫は寿司盛り合わせ、サイドメニューのだし巻き卵。

日本で長く務めていた日本人の和食料理人というだけあって、
 だし巻き卵はふわふわでとても美味!

お寿司のお米はカリフォルニア米でちょっと固かった。
サーモンはスモーク、イカはかみきれなかった、、、
けど海から遠いバンガロールなのでしょうがない。
エビはインド産、マグロやタコはタイから冷凍を空輸しているそう。

そして気になるラーメン。
期待に胸を膨らませていたラーメン。

目の前にして、がくーん。
器に張り付いた細長いノリ。
固ゆでの卵。少なすぎるスリムねぎ。
半分脂の小さいチャーシュー。
100均にありそうな乾麺に、安っぽい味の明らかなインスタントスープ。
これでお値段600Rs(900円)!
日本だったら、絶対怒って帰るレベル。。。
だし巻き卵はとてもレベル高かったのに、この差は・・・?
日本人の出張できたおじさんたちも、がっかりだろうな。

日本で食べるラーメンはレベルが高いし、かなりこだわってスープを作ってるから、
インドでは食べないほうがいいと思った。そこまで差がないそばやうどんが安全。。
というか、自分で作ったほうがいいので、日本食レストランに行くのは、
日本の雰囲気が恋しくなったときにする。

こちら、今日お友達に頂いた日本食の山!何よりも嬉しい。。
こっちで買ったイギリス産Waitroseの醤油、インドのマヨネーズに慣れてしまっていた私。
キッコーマンの特選醤油とキューピーのマヨネーズの味に、
「こんなに美味しかったっけ!」と思ってしまった。
すし太郎、ゆかり、ほんだし、粉末のお茶、、、私もコンテナの荷物に入れたはず。
みんな海外に持って行きたいものって同じなんだな。笑

夫が「なんでサランラップ、、、?」とかなり疑問に感じていた。
するっと出せて、きれいに切れるこのクオリティは他の国にはない。
フランスのはなかなかはがれない上に柔らかくてのびて切りにくい。
インドのはカッター自体ついてない。
やっぱり日本が一番。




2013年9月27日金曜日

買い物に時間がかかる理由

今朝の嬉しい出来事。
庭にお水をやりにいったら、先週植えたバジルの芽が出てきてた!
昨日は出ていなかったのに。トトロがきたのかなー。早く大きくなーれ!
初めての自分だけのお庭。初めてのガーデニング。
こんな小さな芽が、自分の子どものように愛おしく感じる。


* * *
さて、毎回スーパーマーケットでの買い物で時間短縮をしたいと思っているものの、
やはりどうしても1時間半以上かかってしまう。
時間はあるからいいけれど、どうにかしたい。でもどうにもならない。

理由1:カートが大きすぎる。日本のような小さいカートがなく、欧米サイズ。
あの広い店内を押してまわるのが大変。
さらに通路には色々な障害物がある(商品、ゴミ、液体、無駄話してる店員たち)ので、
まっすぐ進めない。

理由2:野菜のセレクション。野菜は基本的に山積みになっていて、自分で袋に詰めて、
特別なカウンターでそれぞれ量って値段シールを貼ってもらう。
もともと袋に入って値段もついたものもあるけど、ちょっと高いし、
皆量り売りのほうを買うので鮮度が悪い。
といってもこの山積みのほうも、よーく見て選ばないと虫食いがあったり、
いたんでいたり、土だらけだったり。
日本のようにセレクションしたものを売ってくれればいいのに。

オクラとキュウリ、どーん。

ゴーヤとウリ、どーん。

ヘチマ、どーん。

トマトと唐辛子、どーん。
特にトマトは皆大量買いするので、混雑時は人だかり。

今日は大根発見!ちっちゃくてかわいい。

ハート型のナス!
野菜はほんとに不揃いで、笑ってしまう形のものがいっぱい。

野菜のレジをクリアし、乳製品。
賞味期限がギリギリでも普通においているので(しかも割引なし)、
いちいちチェックしなければいけない。

乾物、スパイスなど袋ものコーナーでは、袋に穴が空いていないかチェック。
空いてしまった小麦粉なんかがあると、他の袋も粉まみれ。きれいなのを探すのが大変。         
そして、ドラえもんやドラゴンボールのお菓子なんかがあると、
買わないのについチェックしてしまうので、さらに時間がかかる。

冷凍食品。
ローカルブランドのアイスは紙パックに直接アイスが入っている(ビニール包装なし)。
そのため、一度解けていたりするとパックがベタベタ。
私が欲しいハーゲンダッツも、そのせいでベタベタ。
レジに並ぶ頃には、野菜の土やらアイスやらで手がどろどろ。。。
最後はお会計のレジ、バーコードがない/反応しない、おつりがない、などで時間がかかる。
そういうわけで、買い物は半日仕事。
周りの話を聞くと、リストとお金をメイドさんに渡して、ドライバーと一緒に行って
買ってきてもらっているようだけど、きっと彼女たちはそこまで気をつけて選ばないだろうから、
せめて赤ちゃんが産まれるまでは自分で行きたい。

* * *

朝食用に作ったキャロットマフィンとバナナマフィン。
100%インド食材で美味しいケーキやパンが作れるようになって嬉しい。
インドの小麦粉Maidaでもヨーグルトを入れて作るとふんわり。
キャロットマフィンはシナモンとナツメグを入れてスパイシーに。

インドで生ケーキというと、チョコレートやクリーム系がメインでアイシングたっぷり、
こんなにフルーツや野菜が豊富なのだから、もっとそういう素材を使って健康的な
ケーキにしたらいいのに。。。

2013年9月25日水曜日

手芸店は宝の山!

洋服の片付けをしていたら、ホテルのアメニティでもらってきたミニソーイングセット
が目に入った。実家から持ってきたハギレと、先週の日本人マダムの布サークルでもらってきたハギレもあることを思い出して出してきて、何かできないか考えて作ったもの。


ヨーヨーキルト!
針1本、糸(何でも)、はさみ、コップ大のハギレがあればできちゃう。
映画を見ながら手を動かしていたら、終わった頃にはこんなにできていた。
このモチーフ、洋服、カーテン、バッグなどの小物につけたり、
コサージュ、ヘアアクセにしたり、
つないでクッションカバー、タペストリー、のれんにしたり、自由に遊べる。
せっかくだからベビーグッズに使いたいなと色々考えていたら、
創作意欲がめきめきわいてきていてもたってもいられず、
ネットで市内の手芸店を検索し、外国人が一人で買い物できそうな店(これ重要!)、
Itsy & Bitsyに行ってみた。
人通りのない道にぽつんとある、しょぼい外観。
あまり期待しないで入ってみたら、、、そこは宝の山だった!

様々な素材、模様の紙やフェルト、きらきらラメ入りも!

 
ビーズバー。いったい何百種類?!

布、アクセサリー、紙、何にでも使えるきらきらストーン。

素敵なインド柄リボンの山。

クロスステッチが人気のようでキットが沢山売られていたが、
シヴァ神のデザインはちょっと。。。汗

お店のすみからすみまで物色し、とりあえず今日買ったもの。

ベビートイやベビールームのデコレーションを作ろうと思って、
フェルトは15色も買ってしまった。
ホテルのアメニティのキットではさすがに間に合わないので、道具も一式。
お会計、、、500ルピー(750円)也!!
手芸好きな人がこの国に来たら、驚喜すること間違いなし。

布の問屋街もあるらしいが、そこはかなりディープなエリアで外国人はぼったくられる
とのこと。今度布サークルチームでお買い物ツアーをするのが待ちきれない!

2013年9月24日火曜日

インドの牛乳

数日前、ようやくエスプレッソマシーンを購入した。
来てすぐにインドではメジャーなブランド「Morphy Richardsの製品を購入したのだけど、
毎回ちょうどいい分量の水を入れなければならない、抽出したコーヒーが飛び散る、
掃除大変、そしてまずい(夫曰くsocks juice)ので、すぐに返品した。
One MGというおそらくバンガロールでは一番オシャレなインターナショナルスーパーで
デロンギのものを発見して、即購入。コーヒー豆もそのお店で美味しいものを買った。

家でカプチーノを作ってみたけれど、カプチーノの味がしない。薄いコーヒー。
でもエスプレッソは美味しい。原因はミルク?
そういや家で買ってるミルク、自分はそのまま飲んだことがないと思い飲んでみると、
「何これ、味しない、、、。」

世界的に流通しているブランドだから安全だろうという根拠の無い理由で買ってるこれ。
「インド国内の牛乳約7割に混入物、洗剤や肥料も」というニュースを覚えていたので、
怪しいインドブランドは買っていない。
でもこの長期保存の牛乳(スキムミルク)だって、どれだけ保存料が入っているんだか。


パッケージの横を見ると「NO BOILING REQUIRED」とと書かれてある。
インドの生乳は、紙パックではなく、こんなビニール袋に入っていて、
家で必ず煮沸して使うように書かれている。それでも、1、2日で悪くなるらしい。



これはちゃんと乳牛のミルクで(インドは水牛のミルクが一般的)、濃厚な味。
ホテルのミルクティーが美味しいのは、こっちを使ってるから。
でも、トラックで常温で運ばれ、スーパーでもたまに常温で置かれてるから、
こわくてまだ買っていない。もう少し免疫がついてからと思っている。

この状況を知ると、日本の牛乳ってすごいなぁと思う。
濃厚で美味しいフレッシュな日持ちするミルク。
その処理の仕方をインドに教えて揚げてほしい。

インドでは買えないクレーム・カラメルを作りたくて、
今日は一番高いオーガニックの卵と、Toned Milkを買った。
Toned Milkというと、水と脱脂粉乳、水牛のミルクを混ぜて調整したものらしいけど、
そこそこの濃さで、お菓子や料理に使えるレベル。


6個作るのに卵を贅沢に5個使ったら、濃厚なクレーム・カラメルに。

でもやっぱり、Full Fat Milkで作りたかったな。

ディナーの付け合わせにグラタン・ダフィノア(フランスのポテトグラタン)。
同じミルクと、初めて買ったインドの生クリームで。
この生クリームも牛乳同様、ビニールパックと長期保存紙パックがあって、
迷わずAmulの紙パックを使った。
空けて数日たったものみたいにドロっとしてるけど、味はまあまあ。
料理したら問題なし。


選択肢が沢山あって、いつでも安全で美味しいものが手に入る日本に住んでいたので、
インドでの正しい食材選びはなかなか難しい。でも彼らにとってはこれが標準。
限られた選択肢の中で、工夫して生活することが求められる。
私の腕が試されるところ!
大変、と思うときもあるけど、こうやってその中にも楽しみや幸せも感じてる。



、、、明日、お腹になにもおこりませんように。

2013年9月23日月曜日

ガーリックパラタ

またYouTube先生の助けを借りて、本日はGarlic Paratha ガーリックパラタに挑戦。
パラタは先日作ったチャパティ生地にオイル&スパイスやハーブ等をまぜたものを塗り、
何層かに折り畳んで作ったもの。
レストランで食べるガーリックパラタが大好きで、どうしても作ってみたかった。

チャパティより白っぽく、ソフトな食感になるように、
生地はAtta(全粒粉):Maida(精製小麦粉)=1:1、水ではなく牛乳で。

オイル、ニンニクの擂り下ろし、米粉、クミン、Chat Mixを混ぜたものを塗る。
ほんとはこれにフレッシュコリアンダーが入ると◎。
オイルは本来はGheeを使うんだけど、体にいいオリーブオイルを使用。

折り畳んで、くるくる巻いて、かたつむり状にしたら、もう一度粉をふるってのばす。

買ったばかりの重たい鉄製チャパティ用のフライパンTAWAで!

きれいな渦巻きパラタ完成!お店みたい〜と自画自賛。

本日の家庭インド飯:パラックパニール(ほうれん草とパニールのカレー)、
キャベツとサヤインゲンのサブジ、ガーリックパラタ。

パラックパニール(またはサグパニール)はほうれん草のピューレとトマトがベース。
日本でもよく作っていたお気に入りのヘルシーベジカレー。
サブジは冷蔵庫の残り野菜で。生姜、ニンニク、クミン、ターメリック、ガラムマサラ
など適当に入れて、蒸し煮するだけでインドっぽい味。
パラタは油分を含んでいるので、チャパティよりパリっと焼けた。
スパイスとガーリックがいい香り、それだけで食べても美味!

インドのお母さんたちは、毎日チャパティやパラタを家で手作りしている。
生地は冷凍保存できるそうだけど、解凍させる時間より作る時間のほうが短い。
焼いたものを翌日再度炙っても煎餅みたいで美味しくないので、
面倒臭がらずにそのたびごとに作るそうだ。
私は生地を練るあの感覚が好きだし、焼く時の香ばしい香りで幸せ気分になれるので、
しばらくは楽しめそう。

2013年9月22日日曜日

出産前両親学級に参加

CloudNine Hospitalのプログラム、Antenatal Workshop@Zuri Hotelに参加。
Antenatal Workshopは日本で言う出産前の父親・母親学級。
9:30〜15:30の一日プログラムで、病院ではなく、
五つ星ホテルのシャンデリアきらきらボールルームで開かれた。


月一度(一人一回)のワークショップだけど、集まった妊婦さんは約60人!
そしてほぼ全員旦那さん付き、さらにお母さんらしき人を連れてきている人もいる。
(病院でも一人できている妊婦さんは少なくて、必ず旦那さん、その両親、etc。。。)
インドの出生率は2.6人、フランスよりも多い。日本では見られない光景だ。
まわりの駐在員の奥様たちも皆この病院にいっていると聞いたけど、
今日は私が唯一のアジア人、夫は唯一の欧米人。





ワークショップは4部構成。それぞれのスペシャリストが講義をした後、質疑応答。
インド人の質問、エンドレス。妊婦さんだけじゃなく、夫からの質問もすごい。
心配で心配でしょうがなく、かなりストレスを抱えているかんじだった。
病院で予約の時間になってもなかなか自分の時間がこないのは、
皆質問が終わらないからだ、と思った。

1妊娠中の体の変化、分娩の種類
裕福な人たちが来るお高い病院。
旦那はIT系が多く、時間に追われている、せっかちな人が多い?というドクターの見解。
バンガロールの病院は特にC-Section(帝王切開)で出産する人が多いが、
病院が高いお金をとるためという噂はそうではなくて、多くのカップルが希望しているからだそう。
「この週は忙しいから、この日に帝王切開してくれ」
「奥さんが長時間苦しむのはかわいそうだ、とっとと出産をすませてあげたい」
普通の夫はもっと辛抱強いし、心構えもできているそうだ。

2妊娠中の食事と栄養
インドの迷信、おもしろかった!たとえば、
ココナッツを沢山食べると白い肌、サフランを沢山摂取すると黄色い肌、
ナスを沢山食べると黒い肌の子どもが生まれる。
ギー(インドの精製バター)をたくさんとると、つるんと赤ちゃんが生まれる。
食べてはいけないといわれているものは、パパイヤ、マンゴー、パイン、
そして「AJINOMOTO」!味の素がこんなところで出てくるなんて、びっくり。笑
質問コーナーでは、「トロピカーナのジュースは飲んでも大丈夫ですか?」
というようなブランド名をあげる人がきりがなく、講師もうんざりしていた。

インドでは、11〜16キロの体重増加が適切だそう。
日本では、5〜8キロと言われていたのに。
でも周りを見渡したら、みんなかなりぽっちゃり。
途中のおやつタイムでは皆砂糖たっぷりのチャイとアメリカンクッキーを手いっぱいに。
ランチビュッフェも、ホテルということで皆張り切ってお皿にモリモリ。
もちろんデザート(激甘)も。
食事と栄養のセミナーの直後なのに、誰も気を使っていない様子。

3さい帯血バンク
とは何かというと: 

赤ちゃんとお母さんをつなぐ「へその緒」の中にある血液「臍帯血(さいたいけつ)」は、赤血球や白血球、血小板などの血液細胞をつくりだす造血幹細胞をたくさん含んでいる。
将来、赤ちゃんが「白血病」や「悪性リンパ腫」などの血液の病気なったときに、この造血幹細胞を戻し、正常な血液細胞をつくってもらうという治療を行うことができる。
自分の臍帯血を使うので骨髄移植のような拒絶反応の心配がなく、赤ちゃん本人以外にも、白血球の型がある程度一致すればご兄弟やご両親の血液疾患の治療に用いることもできる。
日本ではあまり聞かないけど、欧米では増えてきているそう。
赤ちゃんが20歳になるまで冷凍保存してもらえる。かなり費用もかかるらしい。
考えたけど、20年間インドで保存してもらってもな。しかもこの停電の多い国で。
4妊娠中のストレッチとラマーズ法の練習
最後のこのセッションでは全員で輪になって実践。
ヨガを取り入れた夫婦一緒にやるストレッチやマッサージ、気持ちよかった。
「ヒッ・ヒッ・フー」は、英語になると「Hee Hee Who」だった。
100人を超える参加者みんなで声を揃えて、ラマーズ法。
笑いながらやってたけど、本番は。。。

↑私もまじめに参加。


IT夫たちは、iPad、ビデオカメラで真剣に撮影。
1日のワークショップが終わった後も、インド人夫婦たちはドクターの周りを囲んで
質問攻め。ひかえめな私たちは、さっさと一番に出てきたのだった。

インド人の仕事にうんざり。

フランスから8月初旬に送ったはずのコンテナ、これから発送というBad Newsが。
2つ目の荷物のほうにTAXがかかる、日本からのコンテナのほうがずっと量が多いから、
日本の荷物が着く前に到着するようには送れなかった、とか言い訳言ってるけど、
結局はむこうのミスコミュニケーション。
先週夫の会社にお詫びをしにきたけど、その時くれたものは象の置物、ワイン、
カシミヤのスカーフの他は全部会社のプロモーショングッズ。
二度と使うか!!この会社、本当に許せない!夫の会社にもレポートしたので、
もう他の駐在員もこの会社を使うことはないだろう。。

フランスからのコンテナには、ベビーウェルカムグッズ一式(ベッド、カーシート、
洋服、おもちゃ、おむつなどなど)と、5.1サラウンドシステムのホームシアター機材、
ホームベーカリー、ダイニングテーブル&ソファ等、新規購入して楽しみにしてたものばかり。
「クリスマスに赤ちゃんが生まれるまでに届くかな」なんて冗談のように言ってたけど、
心配になってきた。予定では11月中旬だけど、それもあまり信じられない。

インド人の責任のなさ、中途半端なところ、約束を守らないところにももううんざり。
コンセントが足りないので新しく2カ所に作ってもらったのだけど、
これで完成というのだから信じられない。もちろん直させたけど。
電気が使えればいいっていうもんじゃないのよ。。。


インターネットのAirtelは契約した翌日に来る予定だったのに(2週間前)、
結局週明けまで開通しない。
昨日のセミナー中いきなり電話がきて、チームが近くにいるので15:30に行きます、
というので急いで帰ったのに、彼らは設置場所を見てから、
「自分たちは17:30には仕事が終わる、時間が足りないから来週(何時とは言わない)」
2週間も待たせておいてこれ!?夫激怒、上の責任者に電話。
結局作業させたけど、十分な道具を持ってきていないとのことで、完結しなかった。

インド人が何かの修理にくる場合、たいていは十分な道具を持ってこない。
バイクで何も持たずにきて、様子を見るだけみて、「じゃあ来週」。
こっちが再度連絡するまで来ないのは、分かっているのよ。

2013年9月20日金曜日

ランチ会@Memories of China/手作りドーサ

今日はバンガロールの日本人婦人会「さくら会」のランチ会に初参加。
会場のレストランは、1MG Roadモールの向かい側にあるVivanta by Tajというホテル内Memories of Chinaという中華レストラン。
ランチ会は年に3回だけなので、今回参加できてラッキー。
参加者は60名、私を含めて初参加は16名。ここに住む日本人は年々増えているそう。
先週金曜日のチャリティーバザーで知り合った人が何人もいて、
すぐに会話に入れてもらえて、ほっ。
皆話しやすい人ばかりで、すぐに緊張がとけた。

席はくじ引きで、8人の丸テーブルだったので、3時間近く会話ノンストップ。
美味しいレストランやカフェの話から、◎◎はこの店で買えるとか、□□が安い、とか、
完全に主婦の会話。笑
インターネットでは調べられない現地情報、例えば、
「某韓国料理店では日本のに近い豆腐をこのエリアにはこの曜日に配達してくれる」
ということまで教えてくれて、とても助かった。
「来週はシンガポールに食料の買い出しに行くのよ〜」
「明日はゴルフ、明後日はヨガのクラス、明々後日は英語のクラスがあるから忙しいわ」
「今晩の晩ご飯はメイドに頼んできたから、今日は遅くまでいても大丈夫」
というような発言が、日本の主婦と違うのだけれど。

お食事は、香港出身の料理長が私たち日本人のために特別用意してくれた
「チャイニーズ」ではない、「本物」の中華。
インドでは中華がとても人気なのだけど、日本や中国で食べる中華とは違って、
揚げ物が多い(炒め物も、衣を付けて揚げた肉や魚を炒めたものが多い)、
こってり濃い、甘い or 辛いとろみがついたソース、油っぽくてギラギラ。
スープ系はなかなかいけるのだけど、日本人の口にあう中華はなかなか無い。
今日食べた中華はどれも美味しくて、大好きな海老蒸し餃子やちまき、
バンガロールでは高級なシーフードもたくさんあって、みんなで感激。
幸せなひとときだった。

平日の昼、高級ホテルでのんびり優雅にランチ。
行きも帰りもドライバーさんの車でらくらく。
朝早くから遅くまで、頑張って仕事してくれている夫に感謝しながら、
Home Makerの仕事も頑張ろう、と思うのだった。


でも夫は夫で、私をほったらかしにして、会社のチームビルディングイベントという
肯定的な名前をつけて、仕事の後ボウリング&ディナーへ。
私はひとりなので、前のヴィラのインド人夫婦宅を訪問。
旦那さんはインド政府で働いていたがリタイアして、今はピクルスをヨーロッパへ
輸出する会社を経営している、すごい人。
奥さんは主婦だけど、毎日ジムで2-3時間運動している、アクティブ&パワフルマダム。
娘さんはジュネーブ、息子さんはシドニーにいて、旅行も大好きで、
世界の色々なことを良く知っているので、話もとてもおもしろい。
私のことを気に入ってくれていて、Japanese daughterといっていつも声をかけてくれる。
来たばかりなんだから独りの時はいつでも家にきなさい!というので、お言葉に甘えて。

インド料理を習いたいという私のリクエストで、今日はドーサを教えてくれた。
見ると作り方はとっても簡単。クレープと同じ要領。
スーパーに行くとドーサミックスがすでに売っていて、何かというと、
米粉:ウラッドダル(豆を挽いたもの)=3:1。
水と混ぜて、一晩寝かせて発酵させてから、塩を入れる。
インドの家ではでかいタッパーに大量に作って冷蔵庫で保存しておくそうだ。

焼き方は熱したドーサ用のフライパン(Tawa)におたまで一杯ドーサの生地を入れて、
コーンオイルかギー(精製バター)を全体にたらして(それが結構大量、大さじ1以上)
自然とはがれるようになったらひっくり返す。

レストランでは最後これを筒状に丸めたり、円錐状にして素敵なプレゼンテーションで
出てくるけど、今日はフレンチクレープ風。
焼きたてのドーサを手作りのサンバル、ポークビンダルー、チャツネと一緒にいただきまーす。




あたたかいインド人夫婦の家庭で一晩のホームステイ。
自分の家のようにくつろいで楽しい時間を過ごした。
最近約束を守らない、ウソをつくインド人にうんざりしていたけど、
これが私が知っているインド人の姿。


2013年9月19日木曜日

インドファッション


インドの女性はとってもオシャレ。
裕福な人だけでなく、貧しそうな人、メイドさんたちも皆カラフル、キラキラな
サリーやパンジャービドレスを着ていて、いくら見ても飽きない。


パンジャービドレスというのは、
パンツ(サルワール/チュリダール)、ワンピ(クルタ)、ストール(ドゥパッタ)の三部構成で、
若者はたいていこの格好(か普通の洋服)。仕事も皆この格好で行ってOKだそう。
サリーはもっとフォーマルで、中高年の人は普段から着ている人が多いけど、
ほとんどの若者はパーティーやフォーマルな行事がある時に着ているみたい。

クルタはワンピースドレスのようなもの。
元々はゆったりめのものだけど、最近はぴったりめが流行らしい。
サルワールは日本でサルエルパンツと言われるやつ?アラジン風。


チュリダーズは足下でくしゅくしゅさせてはくスリムで長いレギンスタイプ。
しかもこれらはウエストがゴムではなく、100cmくらいあって紐で調節するように
なっているのが多いので、妊婦にぴったり!
今から生まれるまで、生まれてからも着れる優れもの。
日本で高い妊婦用のパンツやレギンスを買おうか迷ったけど、買わないでよかった。

ドゥパッタは本来胸元やお寺で頭を覆うために使われるものだけど、
皆必ず首に巻いている。

インドでは脚の線や身体の線が出る物はNGで、膝丈のスカートやワンピを着ている人は
外国人以外めったに見ない。
私は8月ははけたレギンスや膝丈スカートはどうせもうお腹がきつくてはけないので、
こっちに着てからは日本のマキシワンピかクルタ&チュリダーズで印装。

露出はダメと言っても、あくまでもサリーの下からのぞく背中やお腹はOK。
(のぞくというか、どうどうと出てる場合が多いけど)その他の服装から見える背中やお腹はNG。。ちょっと矛盾してる。

町中やモールのサリーショップはどこも素敵がディスプレイがあって、
個性的なサリーを山ほど置いてある。
サリーがほしいなーと思ってふらっとお店に入っても、
色、柄、素材、刺繍、本当に色々あって、ひとりで選べるもんじゃない。
着物と同じように、普段着用、セミフォーマル、結婚式用など用途も色々。
今度時間をかけて、じっくりサリー探しの旅に出かけなくては。



2013年9月18日水曜日

ChapatiとAloo Bhaji

昨日MAIDAをうまく使えたので、ATTAも使ってみたくなり、チャパティに挑戦!
インド人に聞くと皆コツを覚えれば簡単だよ、すぐできるよ、というので、
まずはYoutubeを先生に予習。


4枚分の材料:
ATTA1カップ、水1/2カップ、塩小さじ1/3、油少し
(水の代わりに牛乳やヨーグルトを使うとソフトな食感になるそう)

1. 5分くらいこねる。20分放置。
2. 4つに分けて丸める。
3. 粉をしいた台で5mmくらいの厚さにのばす。
4. フライパンで何度か返しながら両面空焼きする。(2分くらいで焼き上がり)
5. 仕上げはお好みでバター。

普通のフライパンを使ったけど、平たいチャパティ用のフライパンが欲しいな。

あっというまにできちゃった!
イーストもベーキングパウダーも入れていないのに、
焼くとぷくーっとふくれて中が空洞になるのが不思議。
発酵いらずだからいつでも作れる〜。

南インドの主食はお米とこのChapatiや米粉で作ったIdliなど。
日本ではナンがメジャーだけど、これは主に北インドで食べるもの。
インドパンの変化形にRoti、Paratha、Puri、Kulchaとか色々あって、
スパイスやガーリック、オニオンを混ぜ込んだものなどバリエーションも豊富。
種類の違いはよく分からないけど、全部家で簡単に作れそう。

Aloo Bhaji Sabzi (Aloo=ポテト、Bhaji=オクラ、Sabzi=炒め)は日本でも良く作ってた
簡単料理。
オイルとクミンシードとマスタードシード、玉ねぎを炒めて、
下ゆでしたポテト、オクラ、ざく切りトマト、
それに塩こしょう、ターメリック、コリアンダーパウダーを入れて、
蓋をして5分蒸し煮。

インドではこれらの野菜みんな1kg15〜20Rs(20〜30円)前後という破格なので、
インドの一般家庭ではこういう炒め物が日常的に食べられているそう。

インドで外国料理を作ろうと思うと、調味料やスパイスが手に入りづらいし、結構高くつく。
やっぱりその土地の材料で、その土地の料理をするのが一番、と思った。

・・・毎日は無理だけど!